５年履いたストレートチップ　REGAL（リーガル）01DRCD

REGAL 01DR

履き始めてから５年が経過したREGAL（リーガル）のストレートチップ「01DRCD」についてのレビューです。この記事では、DRCDシリーズのアッパーに使用されているベガノカーフのエイジングなどについて触れます。

まず、この靴を購入した経緯について少し話します。職種が変わり、スーツを着る機会が増えたことで、ビジネス用だけでなく冠婚葬祭などにも適したストレートチップを求めるようになりました。

REGALのラインナップの中で、価格が比較的高いストレートチップとして最も知名度があるのが01DRだと考えています。REGALシューズの店内でも、よく奥の方に陳列されている印象を受けます。

当時の定価は税込で約4万円でした。ネット上でも3万円程度で購入できる靴がありますが、私にとっては高価な部類に入る靴だと感じていました。しかし、試着した際のフィット感やベガノカーフの細かな艶感などに魅了され、思い切って購入しました。

REGAL 01DR

購入から2年が経過した頃の01DRです。まだ履きシワも深くなく、新品のような風格を保っています。この時期は一日中履いた後でも、シューツリーを挿入するとシワがほとんど目立たない状態でした。

ベガノカーフの表面はじんわりと光り、肌理が細かく、シワも穏やかに入っています。ただし、水滴が付くとわずかに跡が残るという繊細さもありますが、丁寧にブラッシングや水拭き、乾拭きを行うと目立たなくなりました。

REGAL 01DR

5年が経過したアノネイ社製ベガノカーフです。以前よりも革が柔らかくなったと感じますが、現在はシューツリーを挿入しても履きシワが残るように変化しました。ベガノカーフは表面にわずかな透明感がありますが、以前よりも黒さに深みが増したように思います。

ベガノボカルー比較

01DR（ベガノカーフ）とショーンハイト（ボカルーカーフ）

ボカルーカーフと比較すると、以前は透明感のあるベガノカーフは肉眼で見るとややグレーがかった印象がありましたが、現在はほとんど差を感じることがありません。

両方の革に同じ乳化性クリームを使用してお手入れしていますが、艶感については今もボカルーカーフの方がより強く感じられます。

大雨で濡れた01DRを一度サドルソープで洗っていますが、その後は革の肌理が細かく艶やかになったように感じます。

アノネイカーフの魅力の一つは、ロウ分の少ないシュークリームでも艶やかに仕上がることだと感じています。特にベガノカーフは透明感のある仕上げなので、べたっと感のある油性クリームではベガノカーフの良さが損なわれてしまうのではないかと個人的に思っています。

シューケア用品の値上げがあり、このクリームも税込で110円ほど値上がりしましたが、私の使用頻度では1瓶あれば数年は使いきれそうもありません。

履き皺は少しずつ深くなっていますが、釣り込みで負荷がかかっていると思われる踏まず部分の乱れも、あまり目立ちません。

REGAL 01DR

履き口の乱れもなく、作りは丁寧と感じます。REGALの工場はシェットランドフォックスも製造している新潟のチヨダシューズがトップとされる記事も見かけますが、マスターリーガルやDRCDシリーズを製造している岩手製靴も同等のレベルと感じます。

REGAL 01DR

この3年はコロナの影響もあり、クールビズ期間はもちろんスーツスタイルにも履く機会が少なく、月に2回程度しか履いていないこともありますが、レザーソールの摩耗はあまり感じられません。

爪先にはゴムの補修をしていますが、ソールの踏まず部分はまだ新品のような状態が保たれています。

REGAL 01DR

REGALのロゴが入ったトップリフトは耐摩耗性が高く、5年間履いてもまだ交換の必要がありません。この靴が修理を必要とする時が来た場合は、オリジナルのトップリフトをリーガルリペアを通じて交換する予定です。

REGAL 01DR

踵を程よく絞りながらも、踏まず部にゆとりのあるDRCDシリーズは、その履きやすさから幅広い層に支持されていると思います。

現在の価格は税込で44,000円であり、通販では約35,000円ほどです。少し高額な靴ではありますが、一般的なサラリーマンの私にとっては必要十分な優れた靴だと、5年間履いた今でも思っています。

REGAL ストレートチップ

年度末の1週間
なんとなく足元は黒で引き締めてみました#革靴 #REGAL #アノネイ #レザーソール #ビジネスファッション pic.twitter.com/szbRE1awnE
— ぶらっくべると (@blackbelt_h) 2023年3月26日

genuine style