RAYMAR(レイマー)から2020年3月に発売されたHorween社製シボ革を使用したフルブローグ「Oliver(オリバー)1stモデル」。発売から3年たった今は、Annonay社製シボ革を使用した「Oliver2」が販売されています。
ジャケパンスタイルのビジネスシーンやオフのプライベートにも使える一足として愛用している「Oliver」。Last :0027は幅にゆとりのあるやさしい履き心地。月2~3回の頻度で履き3年が経過しました。
アッパーの変化
Horween社製のシボ革(バスケットボールレザー)はパティヌ仕上げのレッドブラウンです。購入当初は、室内ではダークブラウンに見える濃い色味でしたが、3年が経ち黒味が少し抜け、赤味が増してきました。履き皺も少しずつ深くなり、靴の外側より内側のほうが皺が多く、その部分は色が抜けています。
2年目は、主にビーズエイジングオイルを使ってケアしていましたが、だんだんと色が抜けてきたと感じたため、3年目からは、この靴に合わせて購入したレッドブラウンのクリームを3ヶ月に一度程使ってケアするようになりました。
ソールの状態
正面から見た爪先の減りは僅かですが、ソール先端の縫い糸が少し摩耗し、一部が切れてきました。表面の糸が切れてもソール先端の剥がれは発生していません。丸いポイント部分の摩耗がほとんど見られず、ビブラムソールの耐摩耗性は高いと感じます。
ヒールはリフトの摩耗がだいぶ進み、元々8㎜ほどあった厚みも残り2㎜程度になりました。月2~3回履いて3年持ったリフトは十分丈夫と思いますが、そろそろ修理が必要な状態です。リフトも丸いポイント部分の摩耗がほとんど見られません。
靴の内側(ライニングやインソール)の状態
購入から1年後、靴が緩くなったため、3㎜厚のインソールを追加しました。しかし、アッパーが柔らかくなるにつれて厚みが増したソールの返りとバランスが取れなくなり、履き心地が悪化したため、今はインソールを外し素の状態に戻して履いています。もともと厚みのあるダブルソールの靴に厚みのあるインソールの組み合わせは、今となっては無理があったと思います。
プレステージラインと同じライニングも少しづつ飴色に変化してきました。履き口の乱れやほつれもなく、きれいな状態を保っています。
Last:0027のサイズ感
所有している靴が多いREGALは26.0がジャストサイズですが、レイマーのLast:401は8(26.0)で1サイズ近く小さいと感じていました。Last:0027も、サイズ感を確認するため8(26.0)のアシーレで試してみましたが、伸びないビニール製の靴下のようなアシーレではキツく感じ、ハーフサイズ大きな8½(26.5)を選びましたが、Last:0027はREGALと同サイズ8(26.0)で良かったと思います。
RAYMARシューツリー
幅広の「Oliver」のLast :0027にぴったりな重量感のある仕上がりのシューツリー「RMST-01」を購入しました。8½(26.5)のLast:0027にはサイズ42でぴったりでした。
シューツリーはホームページにある適合表を参考にサイズを選びました。
引用元:サイズ参考比較表 | RAYMAR official website
「RAYMAR」は静岡県焼津市の有限会社サンレイが展開しているドレスシューズのブランドです。オンラインショップでの販売となりますが、今は各地でリジェクト品販売などイベントを開催されているので実際に手に取って見ることも可能となり、オンラインショップで販売されるため実際に試着することが難しいRAYMARが選びやすくなってきたと感じます。
公式ブログだけではなく、最近はYouTubeで発信もされていて身近な存在になってきたのではないでしょうか。
そろそろ交換が必要になったトップリフトを替え、これからも愛用したいと思う3年履いた「Oliver」のレビューでした。
RAYMAR フルブローグ
— ぶらっくべると (@blackbelt_h) 2023年4月26日
今日は静岡へ
足元は焼津発の靴を選びました#革靴 #RAYMAR #ホーウィン #ビブラム pic.twitter.com/Egk7DFArzD
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