一部の革靴愛好家は、REGAL(リーガル)を敬遠するかもしれません。しかし、一般的なサラリーマンの視点からは、REGAL(リーガル)は十分に良い靴であり、やや高価な靴という認識と感じます。
REGAL(リーガル)のラインナップの中で、黒のストレートチップでビジネスシーンにおいて確かな存在感を持つのは、01DRではないでしょうか。
アッパーに使われているアノネイカーフは、フランスの老舗タンナーであるアノネイ社製のカーフレザーです。上質なカーフレザーを使用しているため、高級感があり、長く愛用することができます。
レザーソールは、合成底に比べて履き心地が良いのが特徴です。
01DRは、アノネイカーフとレザーソールを使用した、ビジネスシーンに最適な靴です。高級感があり、長く愛用することができると思います。
01DRは初めて試し履きをした時に、ぴったりと足にフィットする感じに感動した靴。足の長さは右足が25.6cm、左足が25.8cmですが、足幅がワイズFで幅広なため、26.0のサイズが合うように感じました。
ただ、足の形に合うと思われるハーフサイズ小さい25.5も試着してみると入ってしまうことに迷いがあり、その場では購入を見送りました。
その後もREGALのシューズだけでなく、取り扱いのある店舗を含めて時間があれば試着を繰り返しました。結局、最初に試し履きしたサイズよりも少しゆとりのある26.0を選ぶことにしました。
履いている時に見る靴の形は、ロングノーズではなく丁度良いアーモンド型のつま先です。
土踏まずの部分は細く絞られていますが、親指と小指の付け根部分の幅があり、履き始めの圧迫感が少なく、足にやさしい木型と感じます。
内羽根の01DRは履き始めからカカトにフィットし、夕方のむくんだ足にも適度なフィット感があり、痛くありません。
じんわりと光るアノネイカーフは肌理が細かく、皺の入り方も穏やかです。水滴が付くと少し跡が残ってしまうデリケートさはありますが、お手入れ時(靴磨き)に水拭きを丁寧に行い、黒の乳化性クリームで仕上げれば目立たなくなります。
つま先は靴修理店でラバー補強済みです。歩き方の癖なのか、どの靴もレザーソールのつま先が摩耗してしまうようです。
ビジネスシーンで使いやすいゴムヒールが使用されているのに、つま先のゴム補強がないのは残念です。
REGAL TOKYO専売のストレートチップ(税抜き38,000円)は、レザーソールのつま先がゴム仕上げになっています。同様につま先がゴム仕上げであれば、より使いやすい靴になっていたと思います。
靴紐は最初はリーガル純正のものを使用していましたが、前回交換してから1年半ほどで紐の先端の金具が割れてしまいました。現在はコロンブスのシューレースを使用しています。
の紐は蝋引き平紐で長さは81cmで、REGAL純正の靴紐と同じですが、値段は600円と少し高価です。
しかし、この紐は純正のものよりも艶があり、アノネイの艶のある甲革とよく調和しています。また、新品の時でも紐が緩まないので使いやすい靴紐だと感じています。
最近のお手入れ(靴磨き)方法は、水拭きを丁寧に行った後、薄く乳化性クリームを塗り、ブラッシングと乾拭きを行っています。
以前はつま先(キャップ)をワックスで軽く光らせていましたが、満員電車での通勤中にすぐに擦れ跡が付いてしまい、それが気になることに疲れてしまいました。
乳化性クリームの仕上げだけでも、品良く光る甲革(アッパー)は01DRシリーズの魅力だと思います。
岩手工場で作られた01DRCDは、ビジネスシーンで履くには少し高価かもしれませんが、見た目と履き心地のバランスがとれた逸品だと思います。
DRCDシリーズと同じMaid in 岩手のマスターリーガル
同じくMaid in 岩手のインバネス
REGAL ストレートチップ
— ぶらっくべると (@blackbelt_h) 2023年3月26日
年度末の1週間
なんとなく足元は黒で引き締めてみました#革靴 #REGAL #アノネイ #レザーソール #ビジネスファッション pic.twitter.com/szbRE1awnE