雨の日に頼れる革靴、ショーンハイトのチャッカブーツ。
豪雨の日でも、靴の中に水が染み込むこともなく快適に履くことが出来る革靴ですが、やはり雨に濡れるとアッパー(甲革)には負担が掛かり、銀浮きとか塩吹きが発生します。
でも濡れた後に手入れをすることで、新品の靴には無い光沢や風合いを感じるようになりました。
雨の日に履くとアッパー(甲革)だけでなくソールにも負担が掛かりますが、ソールトニックなどを用いケアしているためか、靴底からも水が染み込むことはありませんでした。
でもどんなに手入れをしていても、履くことによりヒールやつま先、そしてソールは摩耗してしまいます。
そして物理的に薄くなったソールでは、防水効果が高いソールトニックを塗布していても、いずれ水が染み込むようになると思います。
少し早めにラバーソールにオールソールをすることも考えましたが、今回はまだソールに穴が空いていないため、コストが安く抑えられるハーフラバーでの補強とトップリフト交換を選択。
ショーンハイト(東立製靴)のオールソールはラバーソールで税込み10,230円と安価ですが、今回はその半分以下の修理代ですみました。
革の積上げまであと僅かとなったヒールは、ビブラム「エクスプロージョン」トップリフト(7㎜厚)に交換。
ラバーヒールのグリップ力は抜群で、濡れた駅のホームも滑ることなく安心して歩くことが出来ます。
薄くなったソールには、同じパターンのビブラム「エクスプロージョン」ハーフラバー(2㎜厚)を貼りました。
生体力学を考慮したといわれるデザインは、同じシリーズのため統一感があります。
元々はレザーソールの靴ですが、雨の日に意外と滑るダイナイトソールより安心して歩ける靴になりました。
耐摩耗性も高そうで、雨の日に数回履いただけではヒールもつま先も全然減らず(雨で濡れた路面だから減らないのかも?)
履いたあとのケアも簡単になりメリットしか感じません。
良く見かけるハーフラバーのデメリットに通気性が損なわれ、蒸れやすくなるがありますが、雨の日に履いているためか変化は感じられません。
またハーフラバーを貼ることで靴の返りが悪くなるとの情報もありますが、新品ではなくある程度履き込んだ靴に貼ったためか、やはり変化は感じられませんでした。
レザーソールの靴はラバーソールにはない履き心地が好きで履いているため、雨の日に履くつもりのない靴は、これからもハーフラバーを貼らずにそのまま履こうと思っています。
でもある程度履いたレザーソールの靴を雨用にするとか、ソールが減ってきたがオールソールするほど費用をかけたくない時などには、ハーフラバーでの補強は有効と思いました。
雨の日に履いて酷使しているチャッカブーツですが、これからも手入れをしながら履き続けたいと思います。