革靴のケア(お手入れや靴磨き)は色々な方法がありますが、靴磨きには乳化性クリームを使い、茶靴には靴の色に合わせクリームを数色揃えるなど、革靴が好きな方は色々なこだわりを持ちながら楽しんでいると思います。
良く見かける(紹介されている)靴磨きは、クリーナーで汚れを落とし→靴の色に合わせた乳化性クリームを塗布→ブラッシングと乾拭きの手順が多いです。
僕も基本は同じようにケア(靴磨き)をしていますが、それが面倒と感じる時も。
今回は黒と茶の革靴を、一本でどんな色の革靴も汚れ落としから保革、若干のつや出しまで出来るクリームエッセンシャル(レザーローション)を使いお手入れ(靴磨き)をしました。
使った道具(グッズ)は左から、馬毛ブラシとクリームエッセンシャル、乾拭きにグローブクロス。
あと画像にありませんがクリームエッセンシャルを塗る布(クロス)と水拭きに使い古しのハンドタオルを使っています。
白のスタンスミスのケアにも使っています
手入れ(靴磨き)をした革靴は黒と茶の二足、プレーントウは甲に飾りがなくシンプルなデザインのため、甲革の状態が良くも悪くも目立ちます。
REGAL 04MRCF プレーントウ
シェットランドフォックス 「バーミンガム」 プレーントウ
黒の04MRは小さいですが点々と水染みがあり少し革も乾燥気味です。
茶の「バーミンガム」は履き皺あたりが白く色抜けし全体的に乾燥した感じです。
馬毛ブラシで時間にしたら一足30秒程かんたんにブラッシングし、まずは水拭きから。水染みや汚れ落としの意味もありますが、アッパー(甲革)に水分を入れるつもりでじっくり丁寧に。
水染みのある04MRはこれだけで甲革がツルツル滑らかに。靴に乾燥した感じが無ければ、仕上げに乾拭きだけでも十分キレイになります。
水拭きのあとは、クリームエッセンシャルを布に取り塗り込む感じで拭き、そのあと乾拭き。馬毛ブラシで軽くブラッシングし馴染ませてから、グローブクロスで乾拭きで仕上げました。
クリームエッセンシャルでお手入れの04MRは、乳化性クリームを使った靴磨きと比べると艶感は控えめで、少しグレー掛かった落ちついた仕上がりです。
水染みも消え乾燥した感じの細かい皺も、きれいに伸びています。
「バーミンガム」も少し色が薄くなり、艶も控えめな落ち着いた仕上がりです。
補色効果はないので皺部分の白っぽい感じはそのままですが、全体的に油分が入りしっとりした仕上がりです。
クリームエッセンシャルでもお手入れは、クリーナーと靴クリームを使うより短い時間で済み、複数の靴も楽に磨くことが出来ます。
ただ常にクリームエッセンシャルだけのお手入れでは、特に茶色の靴は長い目でみると色落ち(退色)が発生し、やはり色つきの乳化性クリームを使った補色は必要と思います。
普段はクリームエッセンシャル(レザーローション)でお手入れ、補色が必要になった時や、じっくりとお手入れをしたいときは乳化性クリームと使うなども使い分けも良いかもしれません。
サフィールのレザーローションもオススメです