茶靴に使える靴クリームは色々あり、どれを選んだらよいか迷うことが多いと思います。
クリームは靴の色より薄めの色が良いなどの説もあります。
でも一目ぼれしたBARKER(バーカー)の茶靴を購入し困ったのが、カラー表示が「ローズウッド」だったこと。
実際の色は赤味のある茶色のため、靴に合う色のクリームを探し色々なサイトをさまよった時に「マホガニー」のクリームを見つけました。
普段使っているコロニルのシュークリームにも「マホガニー」があることが判り、ハンズで実物をチェックし購入しました。
ただしプラのパッケージには「ワイン」と記載され、瓶底のカラー表示は「mahogni」の印字、少しまぎらわしく感じました。
約2ヶ月、回数にすると10回ほど履き少しくすんだ色味になりました。
パッと見はツヤもあり汚い靴ではないと思いますが、少し黒ずんだ色味になってきており、ブラッシングだけでは取れない汚れが蓄積していると思います。
今回は古いクリームをしっかり落としてから「マホガニー」のクリームで磨いていきます。
軽くワックスをいれているつま先は「ハイシャインクリーナー」で塗膜を落とし、その後「ステインリムーバー」で全体を拭き上げしました。
拭き取りに使った布にはしっかりと古いクリームが付着しています。
しっかりとクリームを落としたことで、ツヤが無い状態に変化。
やはり黒ずみ汚れも取れたようで、色も少し薄くなったように感じました。
ここからコロニルのシュークリーム「マホガニー」を塗布していきます。
豚毛ブラシでブラッシングしたことで、クリームが均一になり綺麗なツヤが出ています。
さらに布で軽く拭き上げし、余分なクリームと取り除きます。
片方の靴を拭き終わった布。
付着したクリームの量は僅かなことから、クリームを厚塗りしていないことが判ると思います。
布越しに伝わってくる感触は、リムーバーをかけているときより革が柔らかく変化しています。
拭き上げが終わった状態。ブラッシング後よりさらにツヤと明るさが増しています。
これで完了でも良いのですが、良くつま先に擦り跡を付けてしまうため、つま先の保護もかねて軽くワックスを塗布していきます。
ワックスは1層塗っただけですが、クリーム塗布後と同じようにワックスを塗ったつま先にツヤが無くなっています。
薄塗りなので両足分に塗布後は、先の塗ったワックスは乾燥しているのでそのまま磨いていきます。
軽く湿らせたネル布で磨きますが、薄塗りなので表面がツルツルになるまで両足分2~3分程度。
薄塗りのワックスでもつま先によりツヤが増しています。
靴紐を通したあと、山羊毛ブラシで仕上げのブラッシングし終了。
磨く前と比べ黒ずみが取れ、明るい色合いで仕上がりました。
掛かった時間は画像を取りながら両足で30分程度。
10回程度履いたらリムーバーを使い、古いクリームを落としてからクリームで磨くことで、普段はブラッシングだけでキレイな足元を保つことが出来ると思います。
磨き後に実際1日履き、ブラッシングと乾拭きした靴。
磨き直後よりクリームやワックスがなじみツヤが増したように感じます。
リムーバーで落ちづらいワックスも、革を痛めることなく落とせるのでオススメです。