「ショーンハイト」でオーダーした、アノネイカーフのダブルモンクストラップが、履き始めてから3年が経ちました。この革靴の経年変化や、アッパー素材を選べるコンビネーションオーダーの選択について、まとめてみました。
簡単に2019年当時オーダーした内容です。(価格は全て税抜き)
ラスト(木型):SH405 30,000円
デザイン:ダブルモンクストラップ(キャップの長さマイナス5ミリ)
アッパー素材:アノネイカーフ黒 5,500円
底材:革底ブラウン仕上げ 爪先ラバー補強 800円
ライニング:黒
3年前にオーダーしたダブルモンクストラップは、主に秋冬シーズンを中心に週に1回のペースで履いています。年間の半分程度しか使用していないため、履いた回数はそれほど多くありませんが、おおよそ70回、時間に換算すると840時間ほど履いています。
これまで複数のショーンハイトの靴を履いてきましたが、標準仕様の山陽製キップは比較的深いしわが入る傾向がありました。
一方、この靴のアノネイカーフは細かく柔らかな履き皺ができ、長期間使用する場合はアップチャージした方が満足度が高いと思います。
アノネイカーフの銘柄は東立製靴さんから公表されていませんが、おそらくボカルーと思われる黒く光沢のある革です。
ショーンハイトのダブルモンクはノーズは短めですが、丸みを帯びたつま先のイメージはありません。足首側のストラップ金具はゴムではなく革で固定されています。そのため、スリッポンのような履き心地ではありませんが、紐靴よりも甲のホールド感があります。
最初は一番外側の穴で留めていましたが、履き慣れると真ん中の穴で留めるようになりました。
この靴でのライニングの沈み込みをあまり感じないのは、コルクが多めに詰まっているからではないかと思います。リーガルDRCDシリーズの靴の場合、ライニングは足型に沈み込み、色も濃くなる傾向がありますが、この靴では沈み込みや色の変化が少ないと感じます。
ソールは全体的に地面に接しており、減りも少なく薄くなったとは感じません。爪先のゴム補強は先が削れてソールまであと少しです。また、トップリフトもそろそろ張り替えが必要ですが、耐久性は良い方だと思います。
以前紹介したシェットランドフォックスの「ドレイトン」やリーガルの01NRでは、終日25回、約300時間履いた後にトップリフトを交換しましたが、ショーンハイトのトップリフトは耐久性が高いと感じます。
現物を参考にしながらオーダーできるのは、柏の本社または浅草のサロン、全国の百貨店のオーダー会になります。2022年11月時点でのオーダーメニュー(価格表)をご紹介いたします。ただし、残念ながらラスト(木型)SH405の取り扱いは終了しており、この靴を入手することはできません。しかし、手に入らないということであっても、今後もこの靴を大切に履いていくつもりです。
https://www.touritsu-seika.co.jp/wp-content/uploads/Price_List_2022_06.pdf
オーダーではありませんが、伊勢丹オンラインでダイナイトタイプラバーソールのストレートチップが購入可能になっています。価格は税込27,500円です。ラスト(木型)はSH111ブリティッシュトラッドとSH416ロングノーズの2種類から選ぶことができます。
伊勢丹にお問い合わせしたところ、店頭での取り扱いはなく、試着もできないとのことでした。ただ、Yahoo!ショッピングではダイナイトタイプの既成靴は取り扱っていないようです。同じ仕様をオーダーする場合、税込33,000円となりますので、伊勢丹オンラインでの購入は5,500円お得になります。
2023年3月追記:伊勢丹オンラインショップでは販売終了となっています。ただし、「G.T.M SHOES STORE」にてYahoo!ショッピングを通じてオーダーすることが可能です。
「ショーンンハイト」の工場直販サイトです
ショーンハイト ダブルモンクストラップ
— ぶらっくべると (@blackbelt_h) 2023年3月13日
少し肌寒い朝
足元は黒のダブルモンク
足幅と踏み付け部がフィットして足裏をしっかり使え歩きやすい靴です#革靴 #ショーンハイト #アノネイ #コンチプリマス #レザーソール #ビジネスファッション pic.twitter.com/bpw4MQQ5KI