genuine style

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靴磨き、服、自転車など、自分が楽しむことを共有し、読者も一緒に楽しめるブログを目指しています。

REGAL(リーガル)01NRDD ウイングチップ

サイズを見直し、色違いで買い直したダークブラウンのウイングチップ、リーガル01NR。アッパーはスリムなシルエットですが、派手目のブローグやコバが大きく張り出し、ボリュームのある印象が強く、ビジネスシューズとして選ばれることは少ない靴だと思います。しかし、個人的には思い入れのある一足です。

 

一足目の黒は、見た目のボリューム感で01DRよりハーフサイズ小さい25.5を選択しました。クッション感のあるダブルソールは足裏に疲れを感じない歩きやすい革靴でした。しかし、ハーフサイズ小さいため捨て寸が少し足りなかったようで、長時間履くと小指の横に違和感を感じることが多く、履く頻度も少なくなっていました。

 

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2021年の秋に発売されたマスターリーガルのウイングチップ03ALを試着しました。25.5と26を履き比べると、26の方がぴったりのサイズ感でした。さらに、デュプイ社の柔らかいアッパーとライニングは、履いた直後から足に馴染む感覚がありました。

 

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赤いソールが特徴的なマスターリーガルですが、赤いソールを自分のビジネスファッションに合わせられる自信が持てず、購入を躊躇していました。

そんなある日、ショッピングサイトで新品の01NRダークブラウンを見つけ、しかも、探していたサイズ26の在庫がありました。自分のビジネスファッションでジャケパンスタイルが増えたこともあって、あえて廃盤の靴を購入することにしました。

 

アッパーとライニングに姫路のタンナー「山陽」のレザー、ソールには「栃木レザー」を使い、新潟の工場(チヨダシューズ)造られた01NR。ライニング側面に「SANYO」「TOCHIGI」と印字されていた同じく廃盤のW10Bと比べると、いたって普通の地味なライニングが好みです。

[0272-201407] 定番にはなれないのだけれど、時折見せるリーガルのこんな本気が嬉しい。 – REGAL W10BDJ

 

発売当時44,000円(税別)とマスターリーガルと同じような価格帯の靴でしたが、靴函は01DRと同じリーガルの赤函。リーガルとしては高価格ながら特別感が少ないことが約1年で終売になった理由かもしれません。

ライニングの表記はありませんが、リーガルの「使用甲革について」の説明と一緒に山陽の「クロム鞣し革のしおり」と栃木レザーの「ベジタブルタンニンレザー」しおりが函の中に入っています。



sanyotan.co.jp

 

履きおろしてから半年。なんとなく色付きのクリームではなく無色のビーズエイジングオイルでケアしていますが、少しづつツヤが出てきた「山陽」のグレージングキップ。ライニングの素材も柔らかさを感じる吸湿性が高い革で、二足目の01NRも履き心地は最高です。

 

 

靴紐は色が抜けてきたので「紗乃織靴紐(さのはたくつひも)」ロウ引き平に替えました。1,000円以上する高価な靴紐ですが、しっとりとしたツヤ感とピンと張ったしっかり感があり、この靴によく似合うと思います。

 

 

「栃木レザー」タンニンなめしのソールは粘りとクッション性があり、ダブルソールだけど返りが良く足の裏が疲れづらいと感じます。

この画像は履きおろし前に撮ったもの。

 

栃木レザーだからこそできる“ひと手間”に心血を注ぎます。
革を加工するうえで不可欠なプロセス――。それが“鞣(なめ)し”です。
栃木レザーでは、手間のかかる昔ながらの鞣し工程を頑なに守り続けています。
鞣しには有害な薬品類は一切使わず、ミモザの樹皮から抽出した樹脂を使用しています。
鞣しには、20にも及ぶ製造工程があり、
職人達がほかでは真似できない“ひと手間”に心血を注いでいます。
それが栃木レザーの誇りです。

引用元:TOCHIGI LEATHER

 

週一ペースで履いているSFドレイトンは1年近くトップリフトが保ちましたが、01NRは約20回ほどの着用で残り2㎜とトップリフトの減りは早め。これは一足目の黒も同じだったので個体差ではないと思います。

 

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SFドレイトンと同じく「チヨダシューズ」新潟工場で製造されていた01NR。なんとなく、つくられている所や革のタンナーが判ると靴に愛着がわく気がします。シェットランドフォックスやリーガルトーキョー、REGAL Shoe&Co.の靴がつくられているのは有名ですが、リーガルの定番「2504」もつくられています。

 

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シャツとスラックスの軽装(クールビズ)では、茶の革靴を合わせることが多いです。ほどほどの艶感があるグレージング仕上げのアッパーとウイングチップの組み合わせは、ダークブラウンでもカジュアルさも感じられ、今年の夏はこの靴をよく履いています。

 

以前はスーツに合わせて01DRや04MRを履くことが多かったのですが、昨年からスーツを着る機会が減ったため、趣味で選んだ靴を履く機会が増えました。スーツスタイルに合わせるにはカジュアル過ぎると思いますが、ノンジャケットのクールビズやジャケパンに合わせると履いていて心地が良く感じます。

 

 

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