genuine style

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靴磨き、服、自転車など、自分が楽しむことを共有し、読者も一緒に楽しめるブログを目指しています。

ホーウィン社シボ革のダブルモンク RAYMAR Matthew(レイマー マシュー)

2020年3月に発売された、ホーウィン社のシボ革にビブラムソールを組合せたOliver(オリバー)。履き心地の良さから同じ木型の靴がもう1足欲しいと思い、発売を心待ちしていたダブルモンクのMatthew(マシュー)が届きました。

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 プレメンテにビーズエイジングオイルを軽く塗り、1日ほど浸透させてからさっそく終日履いてみました。マシューはダブルモンクストラップ、オリバーは外羽根の紐靴とデザインの違いもあり同じ木型でも違いを感じた点を紹介します。

 

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 いつもと同じく手書きのメッセージと一緒に箱詰めされていたマシュー。オリバーは少しベタつきを感じたオイリーな印象でしたが、マシューのアッパー(甲革)はサラッとした手触りでした。

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 オリバーではスエードだったカウンターライニングのすべり革は、ライニングと同じスムースレザーに変わっていました。スエードのすべり革は踵のフィット感が増す効果があるようですが、マシューではスムースレザーに変わったことで踵のフィット感に違いがあるか気になる所です。

 

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ハーフソック(半敷き)「RAYMAR」の型押しも書体がオリバーとは変わっていました。素材は見た目や触った感じから同じ革のようです。

 

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オリバーとマシューを並べて比べてみると、フルブローグとキャップトウのデザイン違いがありますがオリバーの方がごつい印象を受けます。よく見比べてみるとダブルソールだったオリバーにたいし、マシューはシングルソールに変わっていました。これも履き心地に違いがあるか気になるところです。

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画像左:マシュー(シングルソール) 画像右:オリバー(ダブルソール)

 まずは室内で足入れし7時間ほど履き靴が馴染んだところで30分程度歩き、トータル7時間半ほど履き通してみました。

足入れの第一印象はオリバーと同じサイズなのに、ハーフサイズ小さいような感じ。つま先側のストラップは真ん中の穴で留められましたが、足首側のストラップは一番外側の穴もきつくて届きません。不本意ですがイタリアのダンディー?のように上のバックルを留めずに履くスタイルになってしまいました。

幸いにも午後になり少し革も馴染み柔らかくなり、足首側のストラップも一番外側で留めることが出来ました。親指と小指には痛みはなく履き口のトップラインには圧迫感があるフィット感でしたが、痛みはなく終日履いていられたのであと数回履けば馴染んでくると思います。

柔らかい歩き心地のオリバーに対し、足のフィット感が高いマシューはしっかり感のある印象。ソールがダブルからシングルに変わったことで、地面とのダイレクト感が増しているのかもしれません。

 

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1日履いたあとソールとアッパーをブラッシングした後の画像。履きシワも少し入り箱から出した後と比べると柔らかい雰囲気になりました。シボ革にパンチドキャップトウの組合せは、オリバーのシボ革とフルブローグのデザインより落ち着いた雰囲気。ホーウィンのシボ革はビーズエイジングオイルでプレメンテしたためか鈍く光っていますが、履き込むことでオリバーのように光沢が増してくると思います。

コバの仕上げや履き口まわりの仕上げなど、マシューはオリバーと比べレベルアップを感じます。履けば履くほど足になじみ長く履ける靴作りがされていると感じるマシュー、オリバーと合わせて経年変化を追ってみたいと思います。

 

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