シンプルなデザインの中で、スタンスミスと共にお気に入りのスニーカーがアディダスのキャンパスです。
グレースエードのアッパーは、履き終わった後にブラッシングするだけで汚れが目立たなくなります。また、ホワイトレザーのスタンスミスよりも汚れが目立ちにくく、使いやすいスニーカーです。しかし、最近は履いているうちに全体的にくすんだ感じに汚れてきたので、しっかりとお手入れをすることにしました。
お手入れ前のアディダス キャンパス。スタンスミスと同様にシンプルながらも魅力的なスニーカーです。
レジェンドの貫禄をさりげなく。80年代、コートで人気を博したアディダス キャンパス 80s。以来、ストリートにもファンが増え、愛され続けている。柔らかくリッチな風合いのスエードとレザーのアッパー、3ストライプを備えたクラシックなデザイン。オフホワイトのアウトソールでアクセントを添えている。
スタンスミスのお手入れ方法も紹介しています
今回のお手入れに使用したアイテムは、豚毛ブラシと水拭き用の布、そしてスエード用のスプレー(M.モゥブレィ スエードカラーフレッシュナー)の3つです。
汚れが目立ちにくいグレーのスエードですが、つま先部分は土や埃で茶色く汚れてしまいました。
靴紐を外すと、タンの部分に茶色の土汚れが目立ちます。靴紐が付いた状態でブラッシングしても、タンの部分はブラシが届かないため、汚れや埃が残ってしまいます。
タンの隅と端には土埃や汚れが溜まっているため、まずは豚毛ブラシを使ってタンを中心にブラッシングしました。茶色の土汚れは少し薄くなりましたが、土が染み込んでしまっているため、ブラッシングだけでは完全には落ちませんでした。
ブラッシングでは落ちなかった土埃や汚れを、湿らせた布で拭き取ります。スエードには水が染み込む可能性がありますが、汚れた部分を繰り返し拭き取ることに気を使いました。
スエードが乾くと、汚れはだいぶ目立たなくなりました。土埃は水溶性のため、水拭きで比較的簡単に取り除けました。ただし、頑固な汚れにはスエードシャンプーを使用して水洗いする方が効果的だと思います。
スエードシャンプーで洗った後、スニーカーが乾いたら豚毛のブラシでブラッシングし、毛並みを整えました。
ブラッシングの後、保革と防水効果のあるM.モゥブレィのスエードカラーフレッシュナーをスプレーしました。スプレーが表面に乾いた後、再度豚毛ブラシでブラッシングして仕上げました。
黄ばみが気になる白いソールは、サフィールのレノマットリムーバーで拭き取ると白さが復活します。ただし、強烈な刺激臭があるため、換気は必ず行ってください。
汚れが目立ちにくいので、白いスタンスミスよりもラフに履いてしまいがちなスエードのキャンパスですが、汚れがこびり付かないうちに早めのお手入れをすることで、キレイな状態を維持できると思います。