REGAL(リーガル)DRCDシリーズのプレーントウ04MRCF。土踏まずが絞られたレザーソール、でも足の小指側に緩く膨らんだ木型が履きやすいストレートチップ01DRCDと同じ木型の靴になります。
定番の01DRやパンチドキャップトウの02DR、そしてフルブローグの03DRを紹介した記事は沢山見かけますが、プレーントウの04MRの記事はあまり見かけません。今回はそんな不人気な?お気に入りの靴を紹介します。
04MRを知ってから欲しいとは思いながらサイズ感に迷いがあり、試着を繰り返して2年越しで買った靴。
左足の甲が高い(幅広?)のため、右足に合わせるとハーフサイズ小さくても捨て寸は丁度良い感じ。けど左足が辛くなりそう・・・
悩んだ末、履きはじめに左足がジャストな01DRと同じサイズ26.0を選びました。
04MRは靴紐を留める部分が外羽根のためか、同じ木型の内羽根01DR(同じサイズ)と比べると履き始めはカカトが少し浮く感覚があります。
REGAL 04MRCF サイズ26.0
Vフロントの外羽根に少しロングなラウンドトゥなデザインは、履いたときに足元がシャープなイメージ。
リーガルプレーントウの定番「2504」のポストマンシューズの様なカジュアルなデザインとは違う、スマートさや上品さがあると思います。
レディース靴では「おじ靴」も人気ですが…
画像はリムーバーでクリーニング後、保湿のためデリケートクリームを塗布しブラッシング後。アノネイ社製ベガノカーフは肌理がこまかく履き皺の入り方も穏やか。
ブラシ跡があり黒さも物足りない気もしますが十分にツヤがあります。
補色のため黒のシュークリームを塗布すると、ブラッシングと乾拭きで黒さが増し引き締まった感じ。
この靴はワックスでつや出しをしないで革本来の自然なツヤだけで履きたいと思わせてくれます。
歩き方の癖なのかレザーソールの靴はつま先の摩耗が激しく、靴修理店でラバー補強済み。
01DRCDと一緒に二足を持込んだ修理店はDRCDシリーズの特徴であるコバを、オリジナルと同じように矢筈(ヤハズ)に仕上げてくれました。
「矢筈(やはず)仕上げ」とは…
コバに斜めに切り込みを入れて仕上げたものを指します。
矢の端の、弓の弦を引っ掛ける部分を矢筈といい、その形状に似ているというのが由来のようです。※諸説あり引用元:REGAL 仙台
全てラバーのブロックヒールではなく革の積上げにトップリフトのみラバー。駅の構内などでも滑りにくい実用的な造りと感じます。
欲を言えば、つま先が最初からラバー補強されていたらビジネス用途のレザーソールとしてベストと思います。
お気に入りのレザーグローブともよく合います。
01DRの人気に隠れた?04MR。電車や駅で見かける紐のある革靴を履いたビジネスマンは、スワールトウが多くプレーントウの人気は無いのかもしれません。
そもそもスリッポン紐のない革靴率が高いと感じますが・・・
■繊細かつシャープな見栄えに拘り底の周りの角を丸く削った「ヤハズコバ」や、甲革に施された細かな番手のステッチングが特徴のグッドイヤーウエルト式製法のシューズです。
また、踵がしっかりホールドされるよう、くるぶし高さも内側と外側で変化をもたせています。
本格的な革底ビジネスドレスシューズとしてオススメの商品です。引用元:リーガルシューズ
クールビス期間は黒靴は重く感じられますが、ネクタイを締めたスタイルならプレーントウはスーツだけでなくジャケパンにも合わせやすいと思います。
個人的にストレートチップの01DRはデザインが普段のビジネス使いには硬すぎる気がして履く頻度は低めになりがち。
04MRは僕にとっては自然体で履けるビジネス靴、毎週のローテーションに必ず入るメインシューズです。