RAYMAR(レイマー)から2020年3月に発売された、ホーウィン社製シボ革を使用したフルブローグ「Oliver(オリバー)」。
発売から2年たった今は、Annonay社製シボ革を使用した「Oliver2」が販売されています。
初代「Oliver」から始まった木型「0027番」は、カントリーシューズ然とした少しルーズな履き心地。ビジネスシーンよりはカジュアルに合わせやすい革靴と感じます。
「ドレス・カジュアル両方で使用出来る木型」というコンセプトのもと作成された新木型。ノーズを短めに設計しつつも、木型全体にボリュームを持たせることで様々なコーディネートに合わせられるバランスの良いフォルムを目指しました。厚手の靴下の着用時など使用状況に応じて対応できる様、幅にも少々余裕を持たせているラストの為、ふんわりと足をやさしく包み混む優しい履き心地が特徴的な木型です。カントリー系のモデルがお好きな方や、ぽってりとしたフォルムの靴がお好きな方にお勧めです。
2年目のケアは「油分多めで頻度は少なめ」
初代「Oliver」の少し赤味があるバスケットボール模様のシボ革は、2年たち赤味が少し落ち着いたブラウンに変化。
この1年は補色をせずに自然なエイジングを楽しみながら履いていました。
あまり頻繁にはケアをしてませんが、革が乾燥気味と感じたらサフィールのデリケートクリームとモゥブレィのビーズエイジングオイルで補湿と補油をしています。
「紗乃織靴紐(さのはたくつひも)」
2年履いた「Oliver」の消耗具合
ビブラム製(Vibram)丸ポイント(#2055)ソールの減りはとても穏やか。週1ペースで履いていますが、つま先の出し縫い糸も残っています。
ヒールのトップリフトは少し減ってきましたが、いちばん摩耗した箇所で残り4㎜(新品時の厚みは8㎜)。今のペースで履いても、あと1年ぐらいは持ちそうな感じです。
プレステージと同じ足触りの柔らかいライニングは、かかと内側のライニングは少し摩耗も見られますが、まだ穴が開く様子は無さそうです。
RAYMARの専用インソール
1年前に入れたサイズ調整用の牛革インソール (3mm厚)は、木型とサイズに合わせ切り出されたフルソック。
新品時は少しライニングとの隙間がありましたが、靴の形に沿った後付感のない自然な見た目になりました。
ダブルソールの靴に厚みのあるインソールを追加したことで、最初は返りが悪くなりカカトが抜け気味に感じました。
でも、ウエルテッド製法の靴はコルクが沈むことで履き心地が良くなるように、革のインソールも履き込みことで足の形に馴染みました。
見た目を損なわず靴のサイズを詰めたい方や、靴にピッタリなインソールをご希望の方々におすすめのオリジナルインソールです。見た目を損なわず靴のサイズを詰めたい方や、靴にピッタリなインソールをご希望の方々におすすめのオリジナルインソールです。
履き込んだ(使い込んだ)感は、まだまだですが、足にフィットした歩きやすい靴にエイジングしてきた「Oliver」。
やがて迎えるトップリフト交換のころに、どのようにエイジングが進んでいるか楽しみです。
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