1年履いた RAYMAR(レイマー)のウイングチップ 「Oliver(オリバー)」と専用インソールをレビュー
RAYMAR(レイマー)から昨年3月に発売された、ホーウィン社製のシボ革を使用したウイングチップ「Oliver」が再販されました。
初代の「Oliver」の明るめの赤茶色からダークな色調になり、ビジネスシーンでも合わせやすい革靴なったと感じます。
履き始めから1年たった「Oliver」。最初は少しベタベタ感のあるオイルレザーのような赤茶色のアッパー(甲革)も、バーガンディのような色に落ちつきサラッとした艶感が感じられるよう変化しました。
「Oliver」は、木型「0401番」のダブルモンク(サイズ8)がタイトなサイズ感で足の小指付け根に痛みがあったため、ゆとりを持ってハーフサイズ大きな8¹/₂を選びました。
履き始めからキツい思いをしないで履くことが出来たオリバーですが、中底の沈み込みやアッパー(甲革)も馴染みもあり、だんだんとフィット感のない緩めのサイズ感に変化。
ある程度の距離を歩くと靴の中で足が安定しないためか疲れやすいと感じるようになり、各木型に合わせたインソールを購入をしました。
3ミリ厚のインソールは各木型に合わせカットされており、靴の中でズレることもなくおさまりました。でも、もともと半敷き(ハーフソック)があるカカトは収まりが浅く浮き気味に感じます。
カカト部分の高さを稼ぐため、一度ハーフソックを剥がしてからインソールを入れ直してみました。
剥がすにはもったいないと感じる、プレステージ同様の肌触りの良い革が使われたハーフソックです。
裏には起毛したクッション材が貼ってあり、ほんの少し厚みを感じます。
ハーフソックを剥がしたあとにインソールを入れると、カカトのフィット感も増したフルソック(全敷き)仕様になりました。
木型に合わせカットされているので、カカト部分もぴったりフィットしています。
フルソック仕様になったことで、見た目はレインシリーズのよう。足入れした際のフィット感は上々、厚みのあるインソールは履くことで足の形に沈むため、さらにフィット感が良くなると思います。
基本はブラッシングだけで履いている靴ですが、オイリーで最初から柔らかかったシボ革は、何度か雨の日にも履きましたが染みや銀浮も発生していません。
ビーズエイジングオイルで何度か補油をしましたが、半年ぐらい経ち少し色が抜けてきたあたりから色付きのクリーム、M.モゥブレィのレッドマホガニーを使いケアをしています。
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ダイナイトソールよりクッション性が良く濡れた地面でも滑りにくいビブラムソールは、減りも僅かで耐摩耗性が優れていると感じます。
シボ革とブローグの組合せはダークな色味なため悪目立ちはしませんが、やはりスーツよりカジュアル感のあるジャケパンスタイルによく合うと思います。
他のレイマーの靴(木型)より大きめなサイズ感のためサイズ選びの難しさはありますが、ゆとりのある楽な履き心地が味わえるオリバー。クールビズなど少しカジュアルなビジネススタイルにも合わせやすい一足と思います。
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