マホガニーの靴クリームで「BARKER」を磨いた紹介をしましたが、今回はミディアムブラウンの靴クリームで、ダークブラウンの「ショーンハイト」ダブルモンクを磨いた紹介をします。
約2ヶ月半、週1回のペースで履いた靴。少しくすんだ色味になり、ブラッシングと乾拭きだけでは取れない汚れが蓄積してきたようです。
ショーンハイト SH405ー7B DBR ダブルモンク
メイドインジャパンのファクトリー直販の革靴。レディメイド(既製品)も十分魅力的ですが、オーダー靴の入門に最適なブランドと思います。
今回は古いクリームをしっかり落としてから「ミディアムブラウン」のクリームで磨いていきます。
軽くワックスをいれているつま先は「ハイシャインクリーナー」で塗膜を落とし、その後「ステインリムーバー」で全体を拭き上げました。
以前「マホガニー」のクリームを使った靴磨きを紹介しましたが、そのときと比べるとリムーバーの拭き上げで布についたクリームの色はずいぶん薄いです。
しっかりとクリームを落としたことで、ツヤが無い状態に変化。やはり黒ずみ汚れも取れたのか色も少し薄くなったように感じました。
革が特に乾燥している様子はありませんが、今回はデリケートクリームを塗布し保湿をしました。
デリケートクリームを塗布しブラッシング後。
結構ツヤがあり十分きれいですが、ここから靴の色と比較するとだいぶ明るい色味ですが、コロニルのシュークリーム「ミディアムブラウン」を塗布していきます。
コバまで含め全体に均一にクリームを塗布したかったので、「ペネトレイトブラシ」を使用しています。
使用したクリームは片足分で米一粒程度と少量ですが、塗布後はツヤが無いマッドな状態に変化、全体に塗布出来ていることが判ると思います。
画像では靴の色よりずいぶんクリームの色が薄く見えますが、しっかり補色されています。特に乾燥時間などは取らず、豚毛ブラシでクリームを馴染ませていきます。
豚毛ブラシでブラッシングしたことで、クリームが均一になり綺麗なツヤが出ています。
ブラシについた色も、ミディアムブラウンのクリームは薄くブラシが染まりません。さらに布で軽く拭き上げし、余分なクリームと取り除きます。
拭き上げが終わった状態。ブラッシング後よりさらにツヤと明るさが増しています。
これで十分キレイな靴になりましたが、良くつま先に擦り跡を付けてしまうため、つま先の保護もかねて軽くワックスを塗布していきます。
ワックスは1層塗っただけですが、クリーム塗布後と同じようにワックスを塗ったつま先にツヤが無くなっています。
薄塗りのため、両足に塗布後は先に塗ったワックスは乾燥していますので、そのまま磨いていきます。
軽く湿らせたネル布で磨きますが、薄塗りなので表面がツルツルになるまで両足分2~3分程度。
薄塗りのワックスでもつま先に、よりツヤが増しています。
仕上げに山羊毛ブラシでブラッシングし終了。磨く前と比べ黒ずみが取れ、明るい色合いで仕上がりました。
掛かった時間は画像を取りながら両足で30分程度。
10回程度履いたらリムーバーを使い、古いクリームを落としてからクリームで磨くことで、普段はブラッシングだけでキレイな足元を保つことが出来ると思います。
磨いたあとに実際2回着用し、履き終わりにブラッシングと乾拭きした靴ですが、まだまだツヤのあるきれいな状態を保っています。
リムーバーの後はデリケートクリームを使っています