革靴を履くビジネスマンにとって、自分の足に合う履きやすい靴は仕事のパフォーマンスを保つ、または上げる大事なツールと思います。そんな自分の足に合った靴を選ぶには、まず自分の足のことを知ることが靴選びの第一歩と思います。
自分の足のことが判ったら、今度は足の長さだけでなく幅や高さ(太さ)も合わせた、立体とした靴のサイズを知る必要があります。シューフィッターの養成を行ったいる「足と靴と健康評議会」のサイトに、立体的な靴のサイズについて紹介がありました。
まずはJIS(日本工業規格)に基づいたサイズ表を調べてます。僕の足のサイズは左右の大きい方の数値で、足長258/足幅115/足囲272(表示は全て㎜)
それをJIS規格に当てはめてみると、足のサイズに近いのは26cmのF(足長260/足幅110/足囲273)になりました。
引用元:足と靴と健康協議会
でも実際に日本製の靴でJISサイズ26.0/width(足囲)Fの靴、例えば大手のREGALシューズのラインナップをみても、該当するサイズの靴は見当たりません。実際に試し履きの時から足に合うと感じた靴「REGAL 01DRCD」のサイズ26.0はwidth(足囲)EEの表示です。
JISサイズで26.0、width(足囲)EEのサイズは足幅104/足囲255(表示は全て㎜)測った足のサイズに対し、足幅が-10/足囲は-17小さいことになりますが、足に合うサイズと感じるのは何故でしょうか?革には伸縮性があり、足幅/足囲は伸びる傾向にあるのも一因かもしれません。
今までに履いた靴のサイズ感から推測すると、靴メーカーのwidth(ウィズ)表示は、JIS規格そのままの数値ではなく、各メーカー毎の規格に基づいて、フィッティングに幅を持たせ作られているのではと思います。
左:01DRCD サイズ26.0 右:01NRDD サイズ25.5
同じREGALの靴で01DRCDと履き比べると、01NRDDはハーフサイズ小さくてもコバの張り出しが多く二回り大きな靴に見えます。でも実際に足を入れると、やはり26.0の01DRよりも少し小さいサイズ感となります。
左:01DRCD サイズ26.0 右:ショーンハイトSH405 サイズ26.5(共にwidth EE)
ショーンハイトのSH405、この靴はハーフサイズ大きい26.5でリーガル01DRCD、サイズ26.0と同じサイズ感になります。
海外の靴も履いてみたいと思うとサイズ選びはさらに悩んでしまいます。まずは日本サイズを基にサイズを変換することが一般的と思いますが、大きく分けてもUK(イギリス)、US(アメリカ)、EU(ヨーロッパ)はそれぞれサイズ表記が違い悩んでしまいます。
引用元:足と靴と健康協議会
日本と海外のサイズ変換表はサイトによって違いがありますが、僕はこの表を目安にしています。少し足囲に余裕を感じるイギリスの靴「BARKER(バーカー)BURFORD」のサイズは8/widthG、日本サイズに当てはめると26.0になります。
このショップはUK8/26.5と表記されています
無理矢理かもしれませんがJIS規格に当てはめてみると、widthGのサイズは足幅112/足囲279で、測った足のサイズ足幅115/足囲272に近い数値(表示は全て㎜)になります。 実際に測った足のサイズと今回例にした普段履いている靴のサイズ表記は、足長はほぼ同じ数値となっていました。
左:REGAL 01DRCD サイズ26.0 右:BARKAR BURFORD サイズ8G
足幅/足囲は丁度良いと感じる「REGAL 01DRCD」は1㎝以上小さく、少しゆとりのある「BARKAR(バーカー)BURFORD」でも数㎜小さい結果。(判りやすくJIS規格に当てはめているので違うかもしれませんが・・・)
自分の足に合った靴を選ぶには自分の足長を基本にしたサイズを目安とし、やはり実際に試し履きをして足幅/足囲に合った靴を選ぶことが基本かもしれません。